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Basya Basya Terrace

大阪市内を流れる東横堀川のあり方を考えるプロジェクト「東横堀川ING」の一環として、川の水に触れることができる期間限定の水上テラス「バシャバシャテラス」を設計した。

要望のあった「水に触れることができる」という機能にとどまらず、川をめぐる冒険的な体験の設計を目指し、「越える」「登る」「隠れる」「のぞく」「眺める」といった行為が生まれるような形態を模索した。それは、船のようであり、島のようであり、家のようであり、小さな地形のようでもあった。

レンタル可能なフロートと台船の上に、ベニアと角材で構成された斜めのパネルを立てることで、見え隠れする場をつくった。パネルの入隅部分には、丈夫で重量のある箱を固定し、自立に必要な強度を確保した。また、パネルの面積が大きな部分には開口部を設け、川を吹き抜ける風を逃がすとともに、思わずのぞき込みたくなる窓としても機能させている。

クライアント : 株式会社ワイキューブ・ラボ
(水都大阪コンソーシアム「東横堀川における水都大阪の新たなシンボル空間創出調査研究業務」受託者)
製作・施工 : square4
施工協力 : 一般社団法人 日本シティサップ協会、株式会社GLORIA
撮影 : 増田好郎 (模型写真を除く)